眠る蟻の考察

ふたりのPによってかんりされるブログです

【誰ソ彼ノ淵】【クルリウタ】ストーリー考察(オル)

この記事は『誰ソ彼ノ淵』を考察する2人のPのうち「オルP」によって執筆されています。

 

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第1話 「これからが考察のはじまり」

 

みなさんもう「THE@TER CHALLENGE 03」聞きましたか?

面白かったですか?トラウマですか?

 

私は面白かったです(肉色)

 

まあサスペンスホラーですからね。

ゴアもたまにはいいよね!

 

とても謎の多い作品でしたね。みなさんも各々考察したり、考えるのをやめたり、

律っちゃんや歌織さんを直視できなくなっていたりしていることと思います。

 

まあ一番の謎はこんな作品作っちゃったことなんですけど。

 

考察勢の私としてはぜひともお気持ち表明したくてたまらなくなりこうして筆を取らせていただいた次第です。

 

というわけで私なりに「誰ソ彼ノ淵」と「クルリウタ」の考察をやっていきたいと思います。

 

私なりにとか言いましたが友人と共著です。

ストーリー考察担当です。

巻き込まれました。えんえんくるり

 

あ、もちろんネタバレ100%です。




第2話「”考察”をはじめた男たち」

 

プロデューサーさん、謎ですよ、なーぞ!

 

みなさんCD聞いてどうでした?

「怖い」「ひどい」「グロい」以外で答えてください。

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わけがわからないよ

そうだね、イン〇ュベーターだね。

 

 

・伊織って40年前から生きてるの?

・そもそも事故からおかしくない?

・千鶴さんは何者なの?

アイドルを…喰ってる…

 

などなど様々な疑問があったことかと思います。

 

ひとつひとつ考えてみましょう。




第3話「はじめはひとつの難破から」

 

まず難破事故。

 

これのおかしさにみなさん気づけたでしょうか?

 

「嵐で船が難破したって別におかしくないっしょ?w」

 

だよねー。

 

ちゃうねん。

 

なんでかというとこの船、デカいんです。

 

少なくとも甲板や客室あるし。

 

そういう船が多少の嵐や雷でそうそう難破するはずないんですよ。

本来なら。

 

現実でも落雷事故はあります。

その中にはもちろん死亡事故もあります。

 

でも、落雷や嵐で被害に遭うのって大抵はモーターボートとか漁船とか比較的小さい船なんですよ。

 

しかも嵐や落雷が原因での事故はだいたい船自体は何ともなりません。

船が揺れて落ちたとか乗員が雷に打たれたとかです。

 

ソース?

国土交通省運輸安全委員会船舶事故調査報告書ですけど?



というわけでそうそう簡単に船は壊れないんです。

 

壊れないはずなんだけどね……。

 

ボイスドラマではめっちゃ壊れてます。

歌織先生は「座礁したのかも」とか言ってましたけど

雷が落ちた時めっちゃ壊れてます。

 

ばりーばきばきがしゃーん

 

って感じで。

 

なので落雷で船が壊れたっぽいんですよね。

 

絶対おかしいやろそんなん。

 

だよねー。

 

せやねん

 

要するにあの雷、絶対おかしいんですよ。

 

フィクションだからそういうこともあるって?

 

うん、まあ、そうなんだけどね……(弱気)

 

実はこれと一緒に考えたいことがあってですね。

志保のセリフなんですけど。

 

アカネちゃんたちが初めて館に着いたとき

 

「おおいか」

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(大イカと足が多いをかけた高等ギャグ)

 

って言ってるんですね。言ってへんわ。

 

まあ「多いか……」って言ってるわけなんです。

アカネちゃんたちを見て。

 

文脈からすると予想していたよりも人数が多いと読み取れます。

 

予想!?

 

そうです。志保はアカネちゃんたちが館に来ること自体予想していたことになります。

 

なんでそんなことが予想できるのか?



船が難破することがわかっていたから

 

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気持ちはわかる。だが

 

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全ての不可能を除外して最後に残ったものが

 如何に奇妙なことであってもそれが真実となる」んだ!

 

アッハイ



えーっとですね、あーつまりなっン゛ン゛ッにが言いたいかと言いますとぉーン゛ン゛ッ

 

①船の難破は人為的に引き起こされた

②それを志保は知っていた

 

ということです。



つまり犯人は志保、お前だ!

ごめんなさい嘘です。

いや犯人ではあるんですけど。(殺人罪並びに死体損壊罪)



結論から言うとこの雷は

 

二階堂千鶴が引き起こしている

 

と私は考えています。

 

なんでそんなことが言えるかって?

 

だって千鶴さん人間じゃないから。




第4話「自分を(人外に)変えるということ」

 

ここでこの考察の結論を先に述べておきます。

 

 

「誰ソ彼ノ淵」は

「ミリオンでクトゥルフやってみた」です。

 

そうです。

 

二階堂千鶴は””人間です。別に実家が肉屋だからって人肉食ってたわけじゃない

 

クトゥルフ的には魔術師ですね。

 

もしクトゥルフを知らない人がいたら申し訳ないのでここで一度解説を挟みます。



Q.クトゥルフ神話TRPGって?

A.ああ!

 

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アッハイ(ご褒美)

 

さすがにこれはまじめにやりますよ。

この先の説明はクトゥルフ知らないとわけわからんと思いますので。

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わかりましたか?
わかりましたね?

ではよくわかったところで考察に戻ります。



この物語、つまり「誰ソ彼ノ淵」ですが、

もしこれがクトゥルフ神話TRPGのセッションだとするとかなりの部分で納得がいきます。

 

例えば伊織がサバ読み40年前から生きてる疑惑。

 

これは

chapter1のラジオで40年前の海難事故が報道されていたこと

・chapter5のラジオでアカネちゃんたちの船の事故と思わしき報道が流れていたこと

から推測されるものですが、

 

伊織が何らかの魔術的措置を受けていた

 

となれば一応の説明ができます。

 

そしてその魔術的措置に該当するのが

 

人肉食

 

と考えられます。

 

つまり千鶴、志保、伊織は

 

人肉食の結果不老不死に近い状態になっている

 

という考察です。

 

なんで人肉食で不老不死になるかって?

いやぁ、別に説明してもいいんですけどぉ……

 

文化的文脈における人肉食の位置づけと役割とか日本神話の常世の国、中国の仙人思想における蓬莱山をモティーフとしたときのこの島への意味付けとか民間伝承での死生観とか迷信による人肉による対症療法だとかそもそもこれらの中で不老不死がどのように扱われてきたのかとか用語論によるカニバリズム的言語用法とか折口信夫

 

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説明しても、いいんですけど?



ヒャッハァー!カーニバリズムのカーニバルだァ!!

 

やらんよ。

きついよ。

書けたら書くわ!

いずれわかるさ、いずれな……

 

とりあえずここではそういうものとして飲み込んでください。

 

第5話「みんなとすごせなかった夏休み」

 

そのタイトルは心にクるからやめろ

 

ひとまずまとめますと

 

・「誰ソ彼ノ淵」はクトゥルフセッション

・千鶴さんは人外

・人肉で不老不死

 

ということですね。

 

実はこれ以外にもストーリー構成や細かい描写からもクトゥルフを匂わせる要素はたくさんあります。

 

・目が覚めると知らない場所にいた

・4人の探索者(1人は確定死亡のNPC)

・妙に詳細に語られる部屋割り

・妙に詳細に語られる島内の施設と位置

・ドラマ内で特に絡んでこない家畜小屋とその管理者

・実際行くことのなかった山小屋

・唐突に不吉な夢

・唐突に墓

・絶対何か知ってるけど聞けない伊織

・ドアを開けるとそこは名状しがたき解体現場

・夜の山でチェイス

・唐突に現れる律っちゃん だったもの(泣きそう)

・なぜか木に吊るされる だったもの(泣いてる)

・なぜか大きな穴が開いている だったもの(枯れた)

・なんか意味深なことを言って襲いかかってくるメイド(恐い)

・なんか人間を獲物扱いした上に多分片手で持ち上げてるメイド(超恐い)

・死んだのに死んでなかった!死んだのに死んでなかった!(絶望)

・プロローグでよく聞くとハエのような音が聞こえる

・エピローグでよく聞くとハエのような音が聞こえる

・というか羽音が聞こえる

・chapterの区切り方もよく考えるとおかしい

・シナリオ制作会社がTRPGシステムを出してる。

 

などなど実にたくさんありますね。



解説……したくねえなぁ……




第6話「解説に進むという選択」

 

やるしかないか……

 

まあできる限りサクサク進めていこうと思います。



・目が覚めると知らない場所にいた

・4人の探索者(1人は確定死亡のNPC)

 

テンプレです。

 

ハイ次ー



・妙に詳細に語られる部屋割り

・妙に詳細に語られる島内の施設と位置

 

TRPGのテンプレです。

 

プレイヤーは全員初めて入った場所ではまず部屋の配置と逃走経路を確認します。

例外はない。(ないとは言っていない)



・ドラマ内で特に絡んでこない家畜小屋とその管理者

・実際行くことのなかった山小屋

 

探索場所です。

 

 物語の分岐点その1。

絶対何かある場所。山小屋には武器があるパターン。

家畜小屋は意味深すぎる。

任意戦闘がありますね。多分管理者は人間ではないし。



・唐突に不吉な夢

 

テンプレです。

 

原作のクトゥルフ系小説はだいたい誰かが夢を見ます。



・唐突に墓

・絶対何か知ってるけど聞けない伊織

 

探索ポイントです。

 

 物語の分岐点その2。

正直伊織が置物と化してて辛い。

シナリオライターがすっげえ設定突っ込んだのにガンスルーされたポジションだと思う。



・ドアを開けるとそこは名状しがたき解体現場

 

はい、SANチェックです。

 

歌織さんは忍び歩き、隠れるに失敗しました。

リアルに聞く耳なさそうだったし聞き耳はたぶん振ってない。
発狂して硬直状態です。

 

・夜の山でチェイス

 

はいはいテンプレテンプレ。

 

武器とかあったらまた違ったでしょうね。

歌織さんは幸運ロールに失敗しました。



・唐突に現れる律っちゃん だったもの

・なぜか木に吊るされる だったもの

・なぜか大きな穴が開いている だったもの

 

SANチェックです。

 

KPが嬉々として宣言します。

 

やめろ!

声色を変えて不必要なほど詳細に語るな!

私のSAN値はもう0よ!

 

・なんか意味深なことを言って襲いかかってくるメイド

・なんか人間を獲物扱いした上に多分片手で持ち上げてるメイド

 

説得できないしこぶしでは勝てない。

 

エレナは武道(サンバ)を持っていたかもしれない。

武器さえあれば……。

・死んだけど死んでなかった!死んだけど死んでなかった!

 

アカネちゃんはクトゥルフENDです。

 

・プロローグでよく聞くとハエのような音が聞こえる

・エピローグでよく聞くとハエのような音が聞こえる

・というか羽音が聞こえる

 

お ま え か

 

クトゥルフ知ってるならだいたい誰でも知ってるアイツ。

慣れてるプレイヤーは家畜小屋で察する。

家畜小屋個体はエレナの武道サンバキッククリティカルで消し飛ぶ。

・chapterの区切り方もよく考えるとおかしい

 

次回につづく

 

第7話「説明すること、大切なこと」

 

はい、ここはさすがに真面目に説明します。

 

最終回だからな!(打ち切り)

 

この話は計3日間の話です。

 

0日目 自然学校へ・嵐で船が難破

1日目 島に漂着・館に泊まる

2日目 島を探索・殺戮の夜

 

という感じですね。

 

chapter1と5はプロローグとエピローグなのでこの中には入りません。

プロローグは0日目にあたるかもですが、確証はないですね。

 

なので除外。

 

その上でこのストーリーを私が、もし私がパートで区切るなら

 

パート1(chapter2) 船・漂着・館到着・館の夜

パート2(chapter3) 夢・島の探索

パート3(chapter4) 解体現場の目撃・殺戮

 

こういう感じで区切るのが自然に感じます。

 

特に夢に関しては2パート目の頭に持ってくるほうが自然です。

場面転換として適切ですし、1パート目からの雰囲気の変化も表現できます。

 

しかし実際は

 

パート1(chapter2) 船・漂着・館到着

パート2(chapter3) 館の夜・夢・島の探索

パート3(chapter4) 解体現場の目撃・殺戮

 

となっています。

 

は2パート目の中ほどにあるんですね。

油断すると一瞬場面が変わったことに気づきません。

 

2パート目と3パート目の区切り方に関してはほぼ同じになっています。

 

再生時間に関しても、2パート目にあたるchapter3は1番長く、chapter2と比べて5分近くも長いんです。

その気になれば2パート目を夢から始めることもできたはず。

意図的にずらしていることになります。

 

どうしてわざわざずらすのか?

 

実はこの区切り方は物語の節目による区切り方ではありません

 

クトゥルフセッションにおける話の区切り方です。

 

詳しく見ていきましょう。

 

パート1(chapter2) 船・漂着・館到着

 

セッションの導入部です。

 

キャラクターの紹介、物語が始まる背景、物語の目的について語られます。

 

キャラクターの紹介については言わずもがなですね。

物語が始まる背景、これは漂着から館まで。無人島であることも語られます。

 

そして物語の目的、これは”島からの脱出”になります。

無線機・定期船という手段も提示されます。

 

・パート2(chapter3) 館の夜・夢・島の探索

 

探索パートです

 

ここで探索をして情報を集めるわけですね。

実際アカネちゃんとエレナは館の探検を始めています。

夢による情報提示も行われます。

 

翌日には島の探索。ですが探索には失敗しています。

せめて山小屋か家畜小屋、どちらかは見ておくべきでした。

 

・パート3(chapter4) 解体現場の目撃・殺戮

 

クライマックスです。本来ならば……。

 

実際にはこの時点でBAD END確定でした。

 

まあ何も探索行えてないですからね。

歌織さんがあの場面を見るのは不可避です。

歌織さんNPCっぽいので。

 

回避ポイントもなくはなかったと思うんですが……情報0ならどのみち不可避でしょう。

 

というようにこのパート分けはクトゥルフ神話TRPGセッションのパートとしてみるととてもしっくり来ます。

 

最後に

 

・シナリオ制作会社がTRPGシステムを出してる。

 

について。

 

これは今回のシナリオを担当している有限会社エルスウェアのことです。

 

ミリオン最初期からシナリオ作っていただいてる会社さんですが、

オリジナルTRPGシステムも制作されています。

 

詳しくはググれ

 

クトゥルフ神話TRPGは日本でもっとも有名なTRPGシステムです。

というか日本にTRPGを持ち込んだといってもいいくらい。

 

そんな会社さんなのでクトゥルフに詳しくて当然。

サスペンスホラーのシナリオ作るとなれば当然意識はされるでしょう。

 

っていうかこれ完全にクトゥルフだ。

「ミリオンでクトゥルフやってみた」だ。

 

 

やりすぎなんだよ‼︎

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というところで説明終了。

ここまでのご視聴ありがとうございました。

 

来週からは「クルリウタ」考察がはじまるヨ!




はじまりました

 

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▽▽▽関連考察▽▽▽

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